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プロジェクト4
2003.1.30
住民と共に進めよ・創造するまち、美しいまちづくり
EMによる環境にやさしい"いやし"のまちづくり
  沖縄県 具志川市長 知念 恒男 氏
観光資源が復元・昔の美しい姿に人と個性が集まりだした
  福岡県 柳川市長 河野 弘史 氏
美しいまちがさらに美しく・文化、景観このように甦る
  岩手県 盛岡市教育委員会事務局 学校教育課 指導主事兼保健体育主事 坂下 孝 氏
  NPO法人 地球環境共生ネットワーク 高橋 研 氏
  <コーディネーター> 日本環境議員の会 盛岡市議会議員 高橋 比奈子 氏
 


高橋 よろしくお願いいたします。これから3つの自治体の例をご紹介申し上げます。まずはじめの具志川市は、一番最初にEMを使った取り組みを、市として行った所。それから岩手県の盛岡市と北上市は、市が予算を出しながら、ボランティアをしっかりささえているという事例。そして福岡県の柳川市は、後発で、いろいろな事例の良い所を全部集めて、たった1年間で町をこんなに変えてしまったという事例。この3つのご紹介です。
 でははじめに、沖縄県具志川市知念恒男市長に、お話をうかがっていきたいと思います。よろしくお願いします。具志川市は、EM発祥の地ということで、EMを使って住みよい町の沖縄ナンバー1になったということです。知念市長には、どんどん質問をさせていただきたいと思います。まず市長が、ペットを始め、さまざまな所で率先してEMを使っていると聞いていますが、実際にご自分が、どんなふうに使っていらしたんですか?



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知念  ただいまご紹介いただきました、沖縄県具志川市の知念恒男でございます。さっそくご質問にお答えしたいと思います。私自身が、かねて農協の営農活動として、技術・生産活動に直接関わりをもたせていただきまして、ビニールハウス、圃場等における農薬、栽培輸出の指導、まさに化学肥料と農薬づけの毎日でありました。そのことを通して自分自身が、まず果樹園を作りました。ビニールハウスを作り、マンゴの栽培をしました。EMを使った農業を取り組んでみたわけですが、まさに農薬の心配がまったく要らないということを、自分自身で体験いたしました。
 これは是非、全市的に使っていただくべきだ、という考えに達しまして、私なりに広くこの声を上げ始めました。しかし、一人の声がどんなに叫んでも、なかなか多くの方々に理解していただくには、時間がかかりすぎます。そこで、平成10年の5月に市長に就任し、その翌年の4月から、職員の皆さん、議会の方々にもご理解をいただき、具志川市がEMを通して、町づくりをしていくことを広くご理解いただきました。そして全庁的にEMによるまちづくりを進めるプロジェクトチームを作り、その中の畜産を含めた農業分野や、環境分野によって、EMを活用したまちづくりを、多くの方々にご理解をいただき、一緒に実践できるようになりました。
 現在でも、私は毎日朝早く起きて、ペットの犬へのEM活性液散布という日課から始まります。ある意味では朝EMで始まり夜EMで終わるという毎日だと、自分でも自負しております。

高橋 EMで始まってEMで終わるということを、ご自分が率先してやって、そして市長に立候補された。そして1年間の準備期間をおいて、プロジェクトチームでは、条例のようなものを作って進めていたということですね。実際にどんなことを市の中でやっているのか、主な事業をお伺いしたいと思います。まず具志川市の取り組みに環境浄化モデル地区事業というのがありますが、これについて教えていただけますか。



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知念 具志川市は人口が約6万4千人です。その中で30の行政区、すなわち自治会があります。その中で27の地区がモデル地区として、その地区の公民館を中心にEM活性液を使ったいろんな活動の展開をしています。



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 各自治会の会員の構成の数ですが、少ないところは約20人、多い所は60人で、地域ぐるみで公民館を拠点にし、日常的に取り組んでおります。

高橋 その中でEM講習会、生ゴミぼかしづくり、さまざまなことをやってらっしゃいますが、そこからいろんな所へEMが広がり、養豚農家でも活用しているそうですね。

知念 具志川市は従前から畜産の盛んな所でした。特に肉用牛・繁殖牛・養豚ですが、EMぼかし飼料を活用したり、EMセラミックスを飲料用のタンクへ投入する、さらにシルバー人材センターの方に委託し、EM活性液を散布するという取り組みをしています。

高橋 農家での活用の事例もあるそうですね。また学校教育での活用もしているということですので、そのご紹介をお願いします。

知念 農家では、ビニールハウスのニガウリとナスの栽培があります。ニガウリの方は、EM棟と、従来の農薬・化学肥料を使った慣行棟に比べ、収量ではEM棟の方が150坪から2701キロ、慣行棟では2320キロということで、約400キロの開きがあります。ナスはEM棟では4433キロ、慣行棟は3475キロ、ナスの方は少し規模が大きく、213坪です。
 学校教育での活動ですが、市内の保育所、小学校、高等学校で、まずEMの勉強会を始めました。内容はぼかしの作り方、生ゴミの処理方法、EM石けん作りなどで、生徒たちから子供さんまで、参加しています。



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高橋 そしてリーフレットを市全戸配布していらっしゃるそうですね。これはEMの身近な使い方が書いてあるようですね。

知念 リーフレットも大変評判が良いようであります。分かりやすいように説明していますが、もっと工夫して、親しめる、分かりやすい内容にするように研究し、編集していきたいと考えております。

高橋 全戸配布というのがすごいですね。そしてEM活性液の無料配布をしているんですよね。

知念 EMの無料配布は、各モデル地区もそうですが、市民の方々がペットボトルに活性液を入れて、自由に持ち帰れるように、市役所の地下駐車場に、300リットルのタンクを置いています。その際には使用方法についても、できるだけ丁寧にご案内できるように心がけております。



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高橋 そしてEM活用事例発表会の開催や、平成12年には、県内外からおよそ1000人がいらして、EMサミットも開催されましたよね。視察団の受け入れも、かなりの方がいらしてました。その他にもいろいろ活動していらっしゃるようで、図書館や、特産品の話などもご紹介いただけますか。

知念 図書館の方はEMの浄化槽です。従来の水道料金は、月々約10万円程度はかかるんですが、水を再利用することによって、年間約6万円になります。中の設備もまだまだ新しいので、資源を大事に使うということから考えると、まさにEM浄化槽の効果が期待できます。またそれを使うことによって、子供たち、市民の方々に資源の大切さというものを理解していただくことも期待できると思っております。


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 EMの特産品では、焼き物にEMを使うんです。沖縄独特のお酒である泡盛を、その壷に入れるとまろやかな味になる、と通の間では非常に好評だそうです。またEMをグアバ茶に使うことによって、農薬を使わないグアバ茶ができました。これは具志川市の特産品ですが、生産から加工販売まで、一手にJAの生産部会が取り扱っています。特にビタミンCがミカンの30倍も豊富だとか、利尿作用がいいので肥満の方々にも特に良いんではないかと、好評を博しております。その他EMパンなど、いろんなEMを活用した地場産品、特産品の開発に一生懸命取り組んでおります。

高橋 そのほかにもさまざまな取り組みがありますので、具志川に行けば、建築を始めすべてのEMの事例がそろっているんです。是非、皆さん具志川に行ったことがない方は視察にいらしてみてはいかがでしょうか。
 ここで、具志川市が成功したポイントをまとめたいと思います。まず、市長が自分で率先して使っていらっしゃる。それから現場を良く見ていらっしゃる。そして市の中にチームを作ったということ。そしてその担当職員や関係者に常に声をかけて励ましていらした。そしてEM研究機構と密接な関係を持って、きちんとした指導を受けていらっしゃる。ここが成功のポイントであると思います。

知念 是非具志川市においでいただきまして、EMについてのいろんな体験をしていただきたいと思っています。具志川市で、EM食材で作ったお食事をしていただき、EMで工夫した宿泊施設にお泊りいただく。ということで是非おいでくださいますように、心からご案内申し上げます。

高橋 ありがとうございます。私も行かせていただきましたが、お食事おいしいですよね!ホテルもとても泊まり心地の良いホテルでした。是非皆さんもいらしてください。
 続きましては、岩手県盛岡市と北上市の事例です。盛岡市教育委員会事務局学校教育課指導主事兼保健体育主事の、坂下孝さんに来ていただいております。よろしくお願いいたします。


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 まず、教育委員会、地域に広がる学校プール水槽へのEM投入運動を始め、盛岡市の教育委員会は、地元のボランティアをしっかり支えて、学校との連携を取りながら、学校教育の中にEMを取り入れる、というサポートをしてくださっています。その取り組みのきっかけについて、お話をうかがいたいと思います。

坂下 きっかけは、平成13年の春の勉強会から始まりました。勉強会は、ここにいらっしゃる比奈子議員と、EM研究機構の盛岡事務所の方々に来ていただきました。その中で、学校プールでの遊泳が終わった、秋・冬・春の清掃時の藻をなんとかできないか、ということで、実験的に一番最初に学校プールにEMの投入を始めたのがきっかけでした。



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高橋 写真でお分かりでしょうか。EMが入っていたプールの水を落としたんですね。EMが入っていたところは、下の方がぴかぴかでしょう。上の入ってないところは黒いんですよ。入れてるとこれだけきれいに、新品みたいになる。この実験から始まり、これはすごいということで広まっていきました。現在実施している学校についてはどうですか。

坂下 市内の小中学校全部で58校あるんですが、その中でも小中併設の学校、プール工事をしている学校もありますので、現在55校のプールがあります。その中でも冬の期間中、水を落としている学校もあるので、平成13年は39校が、平成14年の秋には40校がEMを投入しています。その結果、「プールの臭いがしない」、「以前は緑色で大変な思いをしたんですが、それが今は底が見えるくらい水が澄んでいる」という評判の声をいただいています。

高橋 掃除などが楽になったということで、子供たちが中に入ってころんだりすることがなくなったと言う話もありましたね。

坂下 一冬越した田舎の方のプールには、蛙がいて、またその蛙を食べに蛇が来る、という状態の所もあるんですが、そういうこともなく、また洗剤も使わずに、ブラシでちょっとこすっただけで汚れが落ちた、という声も聞いております。

高橋 坂下主事は学校の先生ですので、いろんな体験がおありですね。その他の学校の取り組みについてもお願いいたします。

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坂下 これは学校給食センターから出る廃水中の油貯め槽で、グリストラップといいます。ここにEMを散布している学校が、現在4校あります。普段は水が大量に流れるので、効果ははっきり見えませんが、長期休業中に散布したり、投入すると、油分が浮いてきて、以前のようなきつい臭いがなくなり、虫も沸いてこないという声を聞いています。

高橋 このグリストラップからの水が流れている川の下に、盛岡市の上水道の取水口があるんですよ。これはまずい、是非やりましょう、ということから始まりました。

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坂下 今、総合的な学習の時間というのがありますので、その中で、各学校は環境問題について学習しています。EM研究機構の先生方を呼んで、学習会をしたり、残菜からゴミを少しでも減らそうということで、なんとか肥料に変えるため、EMぼかしで肥料を作っているところです。

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 これもプールへのEM投入前の学習の風景です。

高橋 ということで盛岡市教育委員会坂下主事にご紹介いただきました。ありがとうございます。
 さて、これを受けて、たった一人の父兄が、学校長名でEMを使ってきれいにしようとか、家で掃除しようというお知らせを何通も出してしまうところまでもっていったのが、NPO法人 地球環境・共生ネットワーク(通称Uネット)でご活躍中の北上市の高橋研さんです。その高橋研さんに、どんなふうにして学校にPRしていったかということを紹介してもらいたいと思います。

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高橋 研 高橋です。よろしくお願いします。もともとEMは使っていまして、良さは十分承知していました。盛岡の例を、私の地元の北上でもできないかと思い、学校に通っている子供のことも考えて、プールを浄化しようと、学校長に話しに行こうと考えました。しかし、初めて校長に会うのに、そこでEMの話をしても、「EMってなんだ、そんなの知らない」と却下されるだとろうと思いまして、校長先生はスキーが好きだったし、私もスキーのインストラクターということで、まずスキーの話を始めました。スキーの話をしながら、自分がEM菌になろうと思ったんです。校長先生の中に入っていって、だんだんEMを話していこうと。打ち解け合ってきたところに、「実はEMという、いいものがあるんですよ」と、プールの浄化の話を始めました。
 そこからお知らせを出すところまで、校長先生にもっていってもらい、米のとぎ汁EM発酵液を各家庭で作ってもらいました。どういうふうに作ったかといいますと、EM活性液を学校で用意して、生徒が2リットルのペットボトルを学校に持っていき、学校でEM活性液と、砂糖を入れて、家庭に持ち帰ります。家庭では米のとぎ汁を入れて、そのまま学校に持っていくんです。学校で発酵させて、パンパン膨らむんですが、ちゃんと教えなかったために、2,3人のペットボトルが破裂してしまったこともありました。
 学校生徒は750名いるんですが、米のとぎ汁発酵液を、プールに1人半分づつ入れました。その半分は家庭に持ち帰り、台所やトイレに使ってもらいました。そういう案内を5回、出してもらい、家庭の協力を得ながら、学校から家庭、家庭から地域へともって行きたいなというのが1つの段階で、まず校長先生に理解してもらったのが良かったと思います。


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 学校の広報でも、私が編集委員をしているので、これを利用して、家庭から地域へ、EMをどんどん広めたいと思い、プールの浄化や、バザーの記事を載せました。私がEM石けんを作り、バザーで60個販売したんですが、すぐ完売してしまい、保護者の方々からは、もっとほしいという声が多く寄せられました。使ってみたお母さんから、アレルギーが改善した、といううれしい声もいただきました。子供がアレルギー体質で、どの石けんを使ってもだめだったところ、EM石けんを使っていくうちに、だんだんアレルギーが改善されてきたというものでした。会報誌に載せてよかったと思いました。

高橋 PTAの会報に、アレルギーがEM石けんで改善された、という記事が載っているのがすごいですね。今日は2枚だけですが、これ以外にもたくさんあるんですよね。編集委員をすると、こういうこともできるということで、自分でかって出たんだそうです。
 この他のEMによる岩手での取り組みをご紹介していただけますでしょうか。

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高橋 研 これは高松の池を浄化しようという取り組みで、生活のもととなる、家庭排水からの汚れが一番多いということで、上流部から流すところです。

高橋 高松の池というのは、生活雑排水370件入っているんですよ。ここを私たちボランティアが行って、流したんですが、来年度は、岩手NPO基金からお金をもらいまして、高松公園に親しむ会とドッキングした取り組みが始まります。公園に親しむ会は、池の周辺、そして地球環境共生ネットワークは、池の中をきれいにするということで、生活雑排水を流している方々から、EMを自分の家で使って流してもらい、私たちボランティアは、その指導に行くという方向で、今展開を始めています。効果としては、コイの寄生虫(穴あき病)が見られなくなり、死ななくなりました。
 高松公園は日本の桜百選に選ばれています。桜の時期になると、NHKを始め、いろんな放送局で出ますので見ていただけると思います。

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高橋 研 これは盛岡城のお堀の池です。ここも濁っていて魚が見えない状況でしたが、EMを投入して、すごくきれいになりましたよね。




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高橋 そうですね、盛岡市から120万円の予算をいただきました。これが同じ場所なんですよ。濁ってますよね。これも同じ場所です。魚が見えます。すこしアップにしてますが、にごった写真、きれいな写真、同じ場所なんです。1年間でこれくらいきれいになっています。




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高橋 研 これは盛岡市の保護庭園です。一ノ倉邸の道路を歩いていると、上から蛾の幼虫のアメリカシロヒトリが振ってきたという所なんです。

高橋 ここは入り口に行くまでに傘をささないと、害虫が降って来て、歩けなかったそうです。盛岡の市議会で大問題になりましたね。これでは観光地にならないと。ではEMでやりましょうということで、面積がとても広かったんですが、庭師さんたちが協力してくださいました。動力噴霧器を持ってくるなどして、たった1年間で、アメリカシロヒトリが出る1ヶ月くらい前に、年に2回撒くだけで、もうまったく出ない。
 どうぞ皆さん、ここは日本に1つか2つしか無いという物もあり、保護庭園でありながら、面白い建物もある所です。原敬を世の中に出したという方の別荘だったんです。是非いらしていただければと思います。


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 その他、岩手県では松くい虫の事例があります。松くい虫については、担当が「自治体などからのはっきりとした事例として、松くい虫に効果があると報告が無ければやらない」と言われていたんですが、私たちボランテアが助けたいといってるのに、なぜやらせないんだと、増田知事に話したんです。そうしたら「じゃあやりましょう」と言ってくださいまして、トップダウンで、県の林業試験場と一緒にやりました。向こうも樹幹注入していたところに私たちは撒きに行ったんです。その結果、全部助かってしまったんですよ。その当時、樹幹注入という方法で、マツノザイセンチュウが入ってから助けた例は、まだ一例もなかったんです。『松の木は残った』などのタイトルで各マスコミで、大きく報道されました。他にもいろいろな活動がありますよね。

高橋 研 全国で5番目に大きい、北上川の流域37市町村が、EMを使って浄化しようという動きがつい最近出ました。

高橋 あの北上川も各市町村がEMで浄化する。この発端が、盛岡のいろいろな浄化、そして教育委員会の理解から広まっていったということですね。そして生ゴミリサイクルの先進事例としても有名な、10万人の生ごみをリサイクルしている盛岡・紫波地区環境施設組合という組合がありまして、ここでもEMを使ってやると町長が宣言をしました。2月から私たちボランティアが行って、お手伝いをすることになっています。
 ということで、岩手県の文化、景観そして子供たちが一緒にきれいにしているというようすをご紹介しました。

坂下 盛岡市には三大麺という有名な麺があります。わんこそば、ジャージャー麺、冷麺、この三大麺を是非、朝昼晩に、どうぞ食べにいらしてください。ありがとうございました。

高橋 ということで、なんとその麺にEMを入れているという所もあります。
 つづきましては柳川市です。市長の河野弘史さんにいらしていただいていますのでお話をしていただきたいと思います。まず、市の紹介を市長の方からお願いします。

河野 柳川の河野と申します。今度こういう会に出る時は、柳川のことを良く知っているコーディネーターをつれてまいります。一人でやります。(会場笑い)


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 柳川は、福岡県の南部、筑後平野に位置しておりまして、470キロのクリークが、最後には有明海に全部注いでおります。農業・漁業、特に漁業は、皆さんご存知の通り、日本一の海苔を生産しております。有明海の独特の魚などを収穫しているところであります。



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 観光は年間110万人。これはクリークの一部を書いているんですが、小さいものも入れて、60キロくらいになります。これが470キロあります。このクリークを浄化しようということで、私はプロジェクトの1つにそれを入れて、当選したというわけです。よろしくお願いします。(会場笑い)



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 これは空から見た川くだりの図です。ノスタルジックな風景の中を、船頭が竿でこぎながらお客様と一緒に下っている風景です。まさに、癒しとゆとりの空間であると、私は勝手に考えております。



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 柳川は、川くだりと、北原白秋先生の生家がある所でございます。この記念館には、「からたちの花」、「砂山」、「この道」など、いろんなメロディが流れる中で、先生に関する記念品などが1600数点並んでおります。是非柳川にお見えになったらごらんになっていただきたいと思います。



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 これは北原白秋先生は11月2日が命日ですが、1日・2日・3日と、特別に夜の川くだりをやり、最後の花火を打ち上げるところです。1晩140隻の川くだりの舟が一斉に下る様は、まさに壮観と言えると思います。「幻想的」と私は形容できるのではないかと思います。



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 コーディネーターは紹介してくれなかったんですが、私はおととしの9月10日に、初めて市役所に参りました。それまでは42年間、ビール会社のセールスをやっておりました。9月10日に登庁いたしまして、6つのプロジェクトを絶対実行してもらいたいと、幹部連中を集めて話しました。その中には当然、EMによる掘割浄化というのを入れてあります。
 それについては時間が無いのでくわしくは言えませんが、柳川市でどういうふうに説明するかが一番大きな問題でした。「EMとはなんぞや?」と、特にお年寄りの人はもう全然だめでした。しかし、EMの指導員が8人いたのを急きょ30人プラスして、38人体制で、いろんなところで説明をいたしました。どんどん出前講座をやらせていただきました。それから婦人会、区長会という独特なものもありますが、これも総動員ということでございました。
 私はここで一言申し上げたいことは、いわゆる地方の公共団体は、財政的にきわめて苦しいところに追い込まれております。特に交付金で食べている柳川市は、毎年4〜5パーセント減らされております。東京都を除いて、どこもそうでしょうが、ほとんど全部の団体が大なり小なり交付金と補助金で食べている地方団体ですから、そういう中で、あまり箱物を作ったり、道路を作ったりしますと、地元負担が極めて大きいんです。もうそんなことをやるより、私はEMで環境の整備なり、あるいはゴミの少量化なり、そういうものに絶対取り組むべきなのが、自治体としてあるべき姿であり、そういうジャッジメントをするのが組長である。とそういうふうに考えておるところであります。(会場拍手)


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 これは指導員による、EMの講習会です。子供たちにも、EM生ゴミ堆肥と、家庭菜園の教育の項目を入れさせました。小学校はほとんど全校、更に県立高校などもEM研究会ということですべて協力する体制をととのえました。



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 これは柳川通称「どんこ舟」です。ちょうど明治時代からの味噌蔵が映っております。こちらはどんこ舟に医療用の点滴を付けまして、その中にEMの活性液が入っておりまして、70分の観光コースの中で、きれいに無くなるというシステムです。お金は全然要りません。川くだり業者も全員協力ということになっております。



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 これは7つの公民館に、1トンのタンクと300リットルのタンクを全部揃えております。とにかく、市民にがんばってくれと、じゃぶじゃぶ作戦でも、家庭でも、すべてEMを使うんだということで、こういう液を無料で配布しております。こちらの方はその前の段階で、市で作った2トンタンクです。有明海の業者の人が協力してくれている図です。



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 これはイビというもので、これで海苔を生産しております。あとで配らせていただきますが、本当に美味の海苔ができていると思います。470キロのクリーク、掘割の水は全部ここに流れ込むようになっております。おととしはまったくだめで、去年は65億の売り上げがありました。今年は数量的にはまあまあですが、やはり、また赤潮発生がありまして、一昨年の二の舞になるかも分からない、きわめて厳しい情勢でございます。これは山下さんたちには申し訳ないですが、EMだけでは海苔はいい結果は出せません。なんとかという鉱山が海底に坑道を張り巡らしていたので、そこの後は陥没し、大変な状態なんです。その中で海苔をとり、魚をとるのは大変なことです。いろいろ考えて、進めていかなければならないと考えております。

高橋 すいません市長、あと2分くらいしかないんですが、恐れ入ります。

河野 いや、そちらから5分、詰まってきたから……。 (会場笑い)
続いてお願いします。


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 これは漁業者の皆さんや、ボランティアの皆さんが液を配布しているところです。



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 柳川下水道と浄化槽でやっておりますが、浄化槽の業者も協力してくれるようになりました。なぜ市の達しでやらなければいけないのかと、随分反対もありましたが、業者もこういう形で活躍して貰っています。



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 地元企業も、こうやって機械を作るようになりました。例えば、ぼかしを作る時とても大変ですので、こういう機械を作りました。それを今日は展示会場のブースに出しておりますので、あとで是非ごらんになってください。特にEM菌の元気が良い、悪いというのは顕微鏡で見ると良く分かるんです。それも是非ご参考になさっていただきたいと思っています。



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 最後に、なりつつありますけど、これは私たちの指導者と言っていますが、彼がEMの店を作ってくれました。ここはEMの連中の集いの場で、お互いのEM情報を交換しています。例えば、EM米でも、EMもち米でも、あるいはトマトでも、ナスでも、とにかく自慢し合ってる所です。EM米も去年、味度は81から88まででした。新潟の魚沼産のものは84から85くらいですから、それ以上おいしい、米が出ております。よろしくお願いします。



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 トマトは、普通17段くらいまでは簡単に出来るんですが、EMを使ったら、27段までいきました。大変なものでございまして、非常に美味ですので、ブースの方で、是非ご賞味ください。



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 私は柳川の観光大使でございますから、最後はやはり、北原白秋先生の、望郷の歌を吟じさせていただいて、終わりとさせていただきます。是非110万の観光客が120万、130万になるように、皆様方に心からお願いしながら、白秋先生が盲目になって、それでも柳川に帰りたかったんだというものを吟じさせていただきます。

 山門は我が産土、雲騰る南風のまほら、
 飛ばまし、今一度。
 筑紫よかく呼ばへば、戀ほしよ潮の落差、
 火照沁む夕日の潟。
 盲ふるに、早やもこの眼、見ざらむ、また葦かび、
 籠飼や水かげろふ。
 帰らなむ、いざ、鵲 かの空や櫨のたむろ、
 待つらむぞ今一度。
♪故郷やそのかの子ら〜 皆老いて遠きに〜
 何ぞ寄る童ごころ〜 童ごころ〜

 (会場拍手) 
どうそ、柳川でお待ちしております。ありがとうございました。

高橋
 どうもありがとうございます。「帰去来」を吟じで結んでいただきました。さすがにビール会社の営業マンをしておられただけありまして、「EMやります」、と言ったおかげで、絶対当選しないというのに、273票差で当選してしまった、ということだったんです。そしてなんと行ってすぐその月に補正予算をつけたんです。

河野 9月10日に市役所に行きましてね、その月は、9月議会がありましたので、強引に補正予算を組みました。本年4月からはいろんなものをどんどん企画しています。それから百聞は一見にしかずですよね、私は具志川市に勉強に行きました。婦人会の会長さん達と一緒に。本当に勉強になりました。やはり絶対に先進地などを見に行くべきだと思いました。ありがとうございました。

高橋 結びにちょっとご紹介しますが、柳川市の職員の方が、こんなコメントを市長に残していました。
「こんなに気が利いて、ありとあらゆる所に目が届いて、こんな市長は初めてです。そして自分たちが、たった1年でクリークをきれいにして、農業も農薬を減らして、しかも下水道処理も、合併浄化槽でEMを使ったり、こんなことが1年でできるなんて、すごいことができる。これは市長のおかげだ」 こんなことを内部の方がコメントしていらっしゃいました。役所の職員が敬服しているという、河野市長さんにお話をうかがいました。
 ちなみに海苔400個、それからフルーツトマト600個、ここでPRしますと言ったら、じゃ皆さんにあげて、味見してもらってくださいということなので、それをのちほど展示会場のブースの方で、全部配るということです。さっき味見したんですが、おいしかったですね! どうぞ皆さんも、ブースの方へいらしていただきたいと思います。
 ではまとめといたしまして、先進地を見に行くということ、それから後発でやっても、良いという所をどんどん取り入れれば、1年でこんなになるんだということ、もしもトップダウンが出来ないところは盛岡や岩手のように、行政もサポートしながら、ボランティアがどんどんいろんな所でやっていく。それぞれの皆さんの自治体が、この中からできるものをどうぞ選んでいただいて、それぞれの自治体で取り入れていただければと思います。教授のお話の中にもありましたが、やはりトップが腹をくくる、皆が腹をくくるということの大事さ、またサポート体制、そして必要なことは住民の協力と予算、といったところでしょうか。
 皆さんにとって今日の発表が、お役に立てれば幸いです。具志川市長、柳川市長、そして盛岡市教育委員会坂下主事、そしてUネットの高橋研さん、ありがとうございました。






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