EMフェスタ2003 > 発表大会

国際EM事例発表 No.10
2003.11.16
■ 開かれた大学、未来を提供する大学、全州大学校
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李南植博士(リー・ナムシック)

全州大学校総長
全州大学校総長。ソウル国立大学農科大学農化学科にて学士号、韓国科学技術院産業工学科にて修士・博士号を取得。国際デザイン大学院大学校にて副学長及び学長を務めた後、全州大学校総長に就任(現職)。現在学校法人新東亜学院理事を兼任。学会では、大韓人間工学会会長、韓国デザイン学会理事を務める。


 EM愛好家の皆さまこんにちは。韓国におけるEM活動を紹介したいと思います。最初に私の大学について紹介したいと思います。
 


 全州大学は韓国でも大きな大学で、204校の大学がありますが、全州大学は上位30位に入る大きな大学です。13000人の学生がおりまして、15学部あります。
 


 全州大学はソウルの南西、全羅北道に位置しております。全羅北道の州都の全州市に大学があります。全羅北道は韓国一の農業地域で、農産物の15%が全羅北道から生産されております。化学肥料、殺虫剤、農薬などを大量に使っており、そのため、大学では有機農法を勧めております。
 


 EM導入のきっかけは、全羅北道で農業が衰退し始めているからです。そして農民の収入も減っており、これをどうにかするために、EMに取り組みました。同時に環境も再生する必要があると感じたからです。韓国におけるEMの歴史は既に20年になります。最初はNGOまたは個人のレベルで日本からEMを購入して、生活や農業の面で使うようにしておりましたが、10年ほど前に、韓国EM研究機構が設立されまして、EMが韓国で製造されるようになりました。また2年前にEM研究機構と我が校の間で契約が取り交わされ、EMの研究開発が大学で始まるようになりました。昨年、私たちがこのような提案を韓国政府にしましたところ、約200万ドルの補助金を受けることができました。それによって、新しい施設を建設することができました。
 


 研究部の建物も完成することもできました。4ヶ月前には開校式を行い、そのときに比嘉教授も出席され、スピーチを行いました。そのときに韓国おけるEM研究が、これからのEM普及の発展に寄与するだろうと述べられました。
 


 前述したように、EMは農家に希望を与えるものです。そして全羅北道の農業の競争力をつけるものと信じております。また農産物が通常の伝統農法で行うものよりも品質が良くなりますし、収量も2倍以上になります。そして農家を支援する大きな力となります。
 


 この施設ではいろいろなことを行っております。たとえば、既に地域の約3千人の人たちにEMを指導しましたし、主婦や学校の先生、行政関係、農家の方たちにEMを教えました。EMを指導することで、その地域の方々の生活パターンを変え、環境に関する意識を高めようとしております。またEMボカシも作っております。この施設では、200トンのEMボカシを作る能力があり、既に700トン作りました。
 


 また、近代的な研究室があり、マイクロバイオロジー、分析を行える研究室となっております。ここでは、EMのメカニズムを研究とEM製品を開発しようとしております。
 またこの施設では、教育資材などを製作いたします。
 


 そのほかにも、EMを培養する施設があります。ここでは、韓国全土のために、EMの活性液を作り、品質を維持しようと思っております。
 


 またデータを蓄積することで、農業における大きな力となる事を願っております。また活性液が畜産の臭気抑制に役立つものと願っております。また水田においてもEMを施用しております。韓国では、今年は雨が多く、日照時間が短かったため、例年に比べ40%減の収穫でした。しかしEMを使用した水田では悪い天候にもかかわらず、例年と同様な収穫がありました。そのため、水田へのEM技術の導入は大変成功しております。
 また、キャベツ、ブドウなどへも施用し、成功しております。新鮮度の高い農産物が生産されております。
 


 10月に開催された市民の祭りでEM米を販売しましたところ、大変人気があり、通常の米よりも2倍の値段で販売されました。収入が増えたことから、農家ではEMで栽培することに大変喜んでおります。
 


 環境にやさしい大学環境を作ろうと取組んでおります。大きな大学で、サッカー場もあり、芝生の維持管理が大変ですが、EMを散布することで容易に維持管理できるようになりました。また構内に池もあるのですが、水も腐敗することもなく、浄化することに取り組んでいます。池の水質管理では、ひとつの池で約10000万ドルの維持費がかかりますが、EMボカシ団子を利用し、臭気を抑制し、ここ2年ほど水を替える必要がなくなりました。
 


 建物建設の際にはEM資材を利用し、コンクリートや塗装剤などにEMセラミックスを使用しました。臭いも無く、室内の空気もよくなり、生活環境も良くなりました。
 将来は新しい学部として、バイオベンチャーのような学部を立ち上げ、そこで、EMを教え、EM技術専門家を育てたいと思います。
 また韓国国内において、全羅北道にはたくさんの中小企業がありますが、そこにEMを紹介して、何か新しい製品が開発できれば、それをビジネスフェアなどで紹介し、中小企業の育成に取り組みたいと考えております。
 私たちのEMの歴史は、たった2年と短いのですが、EMを理解し、EM使用を改善して行きたいと思っています。世界中のEM愛好家の方に韓国に来ていただいて、データ、体験、知識などを分かち合ってゆきたいと思います。それが世界のEM普及の発展に貢献できるものと願っております。
 

The Theater Event --------
Effective Microorganisms